出張先での雑記帖



斑鳩
Ikaruga


気分転換に旅先(モチロン仕事)での画像をお届けします!
(印象に残った画像を都度掲載予定です)






2016年 2月28日(日) 斑鳩(奈良)

<ぶらり奈良>

【法隆寺地域の仏教建造物】
聖徳宗の総本山である法隆寺には、金堂や五重塔をはじめ現存する木造建築では
世界最古といわれる建造物がいらかを並べています。
その創建の由来は、「金堂」の東の間に安置されている
「薬師如来像」の光背銘や『法隆寺伽藍縁起并流記資財帳』(747)の
縁起文によって知ることができます。


イカルという鳥の名に由来を持つ斑鳩の地に
法隆寺が建立されたのは607年(推古十五年)のことで、
推古天皇と聖徳太子が用明天皇の病を治すために、
薬師像を祀る斑鳩寺(現法隆寺)の建築を進めたことが始まりとされています

■世界文化遺産
このように法隆寺は聖徳太子が建立された寺院として、
1400年に及ぶ輝かしい伝統を今に誇り、とくに1993年12月には、
ユネスコの世界文化遺産のリストに日本で初めて登録されるなど、
世界的な仏教文化の宝庫として人々の注目を集めています。


   

久しぶりにリフレッシュできました!



南大門
創建時のものは、永享7年(1435)に焼失し、
永享10年(1438)に現在の門が再建されました。
三間一戸の八脚門で、単層入母屋造

大講堂
垂木勾配を緩くしたままにする為
日本独特の屋根の上に屋根を設ける
という形式の屋根では現存最古ものです。
鐘楼とともに正暦元年(990)には再建されました

五重塔
高さ約31.5m(基檀上より)で、
我が国最古の五重塔として知られ
2重基檀の上に建ち、
各重の平面と屋根の大きさは逓減率が大きく、
また、5重目の柱間は初重の半分になっている為、
非常に均整のとれた、
安定した美しい印象を与えています。

金堂
法隆寺のご本尊を安置している殿堂が金堂です。
四方に階段を付けた二重の基檀に立つ
二層づくりであるこの金堂は、
柱上に横材が何段も井桁に組まれているもので
飛鳥時代の特徴的な建造物です。

夢殿
聖徳太子の遺徳を偲んで天平11年(739)に、
聖徳太子のお住まいであった斑鳩の宮跡に、
行信僧都という高僧が建てた
伽藍を上宮王院(東院伽藍)といい、
その中心となる八角円堂の建物が夢殿です。